高橋宣之 「発想ノート」

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    「考え方」

    「考える姿勢」

    「考える意味」



    この著書はビジネスでの企画を進めて行く上で、

    いかに「考える」ということが大切かを教えてくれています。

    大袈裟に言ってしまえば、


    「質の高い仕事をするためには考えよう!」


    著者が言いたいことは、このことに尽きるように感じました。

    だからこそシンブルな分、重みを感じました。



    著者は元博報堂制作部長の高橋宣之さん。

    この著書を読んでいると、

    一貫して頭の柔らかい考え方を持つ高橋さんに、

    とても好感がもてました。



    この著書について

    もう少し内容を掘り下げると、

    ビジネスでの課題解決力を身につけるために

    日頃からとるべき行動(そのときの考え方と考える姿勢)の提案、

    プランニングする上で必要となる考え方とその準備などが、

    シンブルにも関わらずかなり核心をつく、

    ためになるアドバイスの数々が紹介されていて、

    とてもわかりやすい内容となっています。



    僕も普段からもちろん、

    知識と知恵と準備を総動員させた上で

    プランニングを行っているつもりですが、

    この本を読んでいると

    まだまだもっと質の高いプランニングができる!

    と感じさせてくれる気持ちの良い一冊でした。




    河合拓 「ブランドで競争する技術」

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      この著書は、

      よく平積みされている

      「どの業界にも対応できるやさしいビジネス本!」というより、

      一歩踏み込んで、

      実務家たちが競争に勝つための

      さまざまな実践的な戦略理論が紹介されています。


      著者がファッション業界に数多くかかわってきたからか、

      あげられている実例の多くがアパレル企業を中心に書かれていますが、

      読みようにとっては、他の業界でも

      ヒントになる戦略が数多く書かれていると感じました。





      まず、著者は「ブランド」を戦略として打ち出すためには、

      ある3つの価値を確立し、

      競合との差別化を行うべきとのべています。


      その「3つの価値」とは


      ●商品そのものが持つ「機能価値」

      ●地場の顧客に対する特定の販売員によるサービスや、

       eコマースによる「サービス価値」

      ●ブランドが持つストーリーや伝統など

       顧客がブランドに支払うプレミアム価格を引き出す「イメージ価値」



      この3つの価値がブランドをつくる際に(再生も含め)

      重要な鍵となると書かれています。




      その他にもブランドを確立する上で、

      「eコマース」

      「M & A」

      「ターンアラウンド(ブランド再生)」

      「イノベーション」

      「マネジメントの重要性」

      など

      充実した内容となっています。



      「ビジネス本」「自己啓発本」と言いつつ、

      読んでみたら自社の宣伝本では?と感じる書籍が多い中、

      (正直、この本にもほんの少しだけそれは感じましたが)

      読み応えがあり、

      クリエイティブな仕事にたずさわっている人間には、

      かなり勉強になると感じさせられる1冊でした。





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