ヒューゴの不思議な発明

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     先日、
    「ヒューゴの不思議な発明」という映画を観てきました。


    この映画はゴールデングローブ賞の監督賞や

    第84回アカデミー賞で11部門にノミネートされ、

    5部門で受賞を果たしたこともあって

    知っている人も多いのではないでしょうか?


    監督は「タクシードライバー」や「ディパーテッド」の

    マーティン・スコセッシで

    これまでの彼の作品とは良い意味で違っていて、

    大人から子どもまで楽しめ、心温まる作品となっています。



    劇中に出てくる『ジョルジュ・メリエス』は実在する人物で、

    世界初の映画監督と言われているメリエスが

    映画を制作しているシーンなどが使われており、

    そしてまた、

    当時のその他の映画もたくさん登場し、

    マーティン・スコセッシの映画に対しての

    尊敬と愛情がとてもよく伝わってきました。

    特に

    そのジョルジュ・メリエスが世界で初めて撮ったと言われているSF映画、

    『月世界旅行』の制作シーンはとても興味深かったです。

    実際にその映画を観たくなりました。




    映像の美しさ、

    登場人物の純粋な感情やふれあい、

    そして映画創成期のオマージュと3Dの融合。

    すべてが素晴らしく

    久しぶりに「美しいもの」を観た気がしました。



    僕は3Dというものは

    あまり中身がなくてもいいという

    印象を持っていたのですが、

    中身が備われば

    ここまでクオリティーの高い映画を

    見せることができるのかと本当に驚きました。

    他の3Dの映画は

    無理に3Dで観なくても...と

    感じたりしていましたが

    「ヒューゴの不思議な発明」に関しては

    できるだけ3Dで観た方がいいと思います。

    映像のキレイさはもちろんですが

    ここまで3Dで人の表情がいきる映画は

    初めて観た気がしました。


    こんな映画が今後、

    どんどん出てくることを願っています。





    アメリカン・ポップ・フレーズ スーパースター206人 名言・迷句

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       先日、有名人の母親について書かれた本をご紹介しましたが、

      今回は、その有名人自身が発した言葉の数々をご紹介させていただきます。


      タイトルだけを見ると、なにかつまらなそうな感じがしますが、

      けっしてそんなことはなく、

      なるほどと胸の奥を刺激するような素晴らしい言葉が多々あり、

      なかなか読みがいがあります。

      真面目なものだけではなく、

      その人のキャラクターをしっかり守られたユーモアあふれるフレーズもあるから

      楽しめる一冊となっています。



      登場する有名人のジャンルですが、

      映画業界からスポーツ、芸術、ファッション、メディア、政治家、軍人、

      ビジネス、宇宙飛行士、そしてなんと世間を騒がせた犯罪者の言葉までも。




      その中でも僕の好きなフレーズを2つご紹介します。


      まず、ブルースリーの言葉から。

      「 知るだけでは十分ではない。

      実地に適用しなければならない。

      意志するだけでは十分ではない。

      行わなければならない。」


      そして


      マクドナルド創設者、

      レイ・クロック

      「地元で金を儲けようとするのなら、その地元に何かを還元すべきだ。

      それこそがまともなビジネスというものだ。」




      近年、スポーツ業界でも「地域密着型」が主流となっています。

      どんなお仕事でも、それぞれ自分たちの地域を活性化させることで、

      本当の『日本復活!』がみえてくると思います。



      番外編?として面白かったのは

      モハメド・アリの言葉。

      「スーパーマンにシートベルトはいらない。」

      旅客機でシートベルト着用を勧める乗務員に対して言った言葉で、

      これに対し乗務員は

      「スーパーマンには飛行機はいりませんよ」と切り返したという。

      なかなか日本ではこういった切り返しは聞くことはできないし、

      ゆるされないでしょうね。




      このての本はよくありますが、

      この本は実にシンプルにまとめていて必要な言葉だけ載せました!という感じが、

      読んでいて、とても気持ちが良かったです。






      イースター島の謎

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        戦後67年、日本人は本当に一生懸命に働き、

        沢山の新しい物を手にしてきました。

        そして現在、物が飽和状態になる中で

        世界中にある過去の遺産に

        あらためて目を向けてみてもいいのではないかと思い、

        今回はこの「イースター島の謎」について

        書かれている本書を手にしました。




        本書は

        南太平洋の絶海の孤島イースター島のことや

        昔のイースター島民の生活や行動、

        そして何より巨像、モアイ像の歴史について

        過去訪れた探検家や宣教師たちのたくさんの手記をもとに

        いろんな角度からわかりやすく解説された一冊となっています。

        僕は、昔のイースター島民にとても興味を抱きました。


        そして発掘調査に行ったこの本の監修者が体験した

        モアイ像の修復作業なども知ることができます。



        こういった本を目にしていると

        未来だけに目を向けて不安を抱えながら生きる現代人にとって、

        こんな時こそ、過去の人々の行動や生活などに

        重要なヒントがあるのではと強く感じさせられます。





        井上篤夫 「天才を育てた母たち」

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          どんな著名人にも僕たちとかわらず親が存在し、

          とりわけ母親の存在が後の人生に大きな影響を与えているという話をよく耳にします。


          この著書では、誰もが知っている著名人、

          32人の母親の人生を端的にまとめた一冊となっています。



          著名人の中には、エジソンやアインシュタイン、ガンジーやシェイクスピアなどの

          多くの人が好意的に感じれる(感じなかったらごめんなさい)人の母親だけではなく、

          アドルフ・ヒトラーやアメリカの暗黒街のボス、アル・カポネの母親の

          エピソードまで紹介されています。



          本書では、著者が直接会ったモハメド・アリのことや

          著者が長年、ボストンに住んでいたため

          独自に入手することができたケネディ家の資料を

          もとに書いたジョン・F・ケネディの母のこと、

          そして世界的指揮者である小澤征爾の母、さくらさんには

          直接あって話を聞くことができたようなので、

          この人たちに関しては少しだけ濃い内容となっています。



          母親との関係で、

          マリリン・モンローのような悪い意味で影響をうけた人もいますが、

          ここで紹介されているほとんどの人は母親の存在の大きさを感じており、

          この母親だったからこそ、偉人になれたと感じさせられます。


          もちろん、母親だけがすごいわけではなく、

          父親の影響も少なからずあるのだとは思うのですが、

          「母親」は共通して自分の子どもを心から愛し、全面の信頼をもっています。

          人は孤独を感じることがあっても

          誰かひとりでも自分を信頼してくれる人がいれば

          前を向ける生き物だと思います。

          だからこそ、「信頼」を持って見守ってくれる母親の存在というものは、

          とても大きいのだと感じずにはいられません。


          母、強し。





          続・沖縄オバァ列伝 「オバァの喝!」

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            なんとなく日本に元気が感じられない昨今、

            この人達が今の日本をかえる力を持っているのでは?と思い、

            今回はこちらの本をご紹介させていただきます。



            沖縄でベストセラーとなった「沖縄オバァ列伝」の続編です。



            沖縄オバァ大好き!であろう「沖縄オバァ研究会」なる人たちが、

            いろんな沖縄のおばあちゃんの行動、発言の数々を愛情たっぷりに紹介しています。

            そのエピソードの数々に必ず笑えます!

            しかも方言などの説明付きでわかりやすい。



            読んでいてまず感じたこと。

            彼女たちは、力強い。

            そして(もちろんみんながみんなではないとは思いますが)堂々とした自己中心性。

            結果、ネガティブな要素をまったく感じさせない言動。なんくるないさぁ〜とか。

            そして他人に振り回されない、自分というものをしっかりもっている。

            他人の目を気にする僕とは、完全に正反対なタイプの人たちです。




            もちろん、ただただ呑気なだけではありません。


            第二次世界大戦時の十・十空襲、そしてアメリカ領土になり、返還されるまで...

            乗り越えるために向き合った沢山の苦難があり、

            その時代を教科書でしか知らない僕たちにはすべてを理解することは出来ません。

            この著書では笑いだけでなく、その苦難時のエピソードも紹介されています。

            琉球王国が沖縄県へと移行したときのことも少しふれています。



            沖縄好きの僕が、更に好きになった沖縄。

            そして(毒をはかれそうで少し怖いのですが)お話をしてみたい「沖縄オバァ」。

            今度、沖縄にいく時は少し違った楽しみ方ができそうです。

            そして、行ったからには「オバァパワー」を

            しっかりおすそ分けしてもらおうと思います。





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