長谷部誠 「心を整える。」

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    著者はサッカー日本代表キャプテンの長谷部誠さんです。


    もともと、サッカーに対して真面目で誠実な印象はあったのですが、

    本書に目を通すと僕が感じていた以上にサッカーに

    本当に真摯に向き合い、「プロフェッショナル」という言葉を大切にしていました。


    自分がサッカーと向き合うとき、常に平常心を保ち、

    できる限り100%の状態でピッチに立つことを心がけています。

    こう書くと誰でもそうしていそうですが、

    普段の整理整頓から、人との付き合い方、睡眠に対する考え、試合への入り方、

    監督の思考を読み取る努力、恩師や家族の言葉の大切さ、自分の髪型に対して等等…

    どれひとつ欠けることなく全力で試合に向かっているさまがよく伺えます。

    人間ですから、なかなか常に平常心を保ち続けるというのは難しいものですが、

    彼は「心を整える」ことによって、見事にそれを実行していることがよくわかります。


    この一冊はスポーツをする人に向けたメンタル本という位置ではなく

    ビジネスマンはもちろん、学生さんが読んでも本当にためになると思います。

    むしろこんな混沌とした世の中でも、こういう心を落ち着かせ他人を思いやるノウハウを

    書いている本書は、ひとりでも多くの方に読んでいただきたいと感じました。



    あと僕がおもしろいなぁと思った長谷部さんがしていること。

    それは「読者ノート」というのをつけていることです。

    彼は本を読むのが好きで、たくさんの素晴らしい言葉と出会うたびに

    大学ノートに書き写し、シンプルにまとめ、そこに自分の感じた事を書きとめ、

    後日、遠征などに行くときでも持ち歩き、見直して「心の点検」をしているそうです。

    これは僕も実践しようと思いました。

    (「心の点検」って表現がとても気に入りました)


    今週末から、いよいよワールドカップ3次予選がはじまります。

    本書で書かれていた長谷部選手のメンタルの持って行き方をしっかりとチェックしながら

    試合を観戦しようと思います。

    がんばれ、長谷部選手!! がんばれ、ニッポン!!



    「戦う自分」をつくる13の成功戦略

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      本書は、たくさんの著書を出されているワタミ株式会社の渡邉美樹さんに

      『この本を読んで、もう「夢」に関する本を書くのはやめようと思った』と言わせるほど、

      夢を実現させる「考え方」をわかりやすく紹介しています。


      冒頭で13の成功戦略が簡潔に紹介されていて、

      そして様々な的確な事例を使って、本当にわかりやすい内容になっているので、

      とても読みやすいと思います。

      (こんなにたくさんの人たちの「言葉」をよく知っているなぁと

      すごく感心してしまいました。)


      本書の著者、ジョン・C・マクスウェルは、世界中で有名なコンサルタントで

      「世界一のメンター」と言われている方で、

      どんな人物で、どういった考え方をしているのかとても興味があり、

      本書を手にとってみたのですが、主に書かれていることは成功するための考え方について。

      そして行動することの大切さ。

      大げさに言ってしまえば、ほとんどこれだけなのですが

      何度読んでも「自分の今の状態」を再確認させてくれるので

      僕にとって、毎回背筋を伸ばし、前を見つめ直させてくれる一冊です。 



      最後に、

      本書の中で気に入っている事例や言葉は本当にたくさんあるのですが、

      その中でも今、もっともお気に入りの事例を紹介させていただきます。


      プロゴルファー、アーノルド・パーマーのオフィスの壁にかかっているモットーです。

      「負けたと思った時点で、負けが決まる」

      「挑戦できないと思った時点で、挑戦は終わる」

      「勝ちたいけれど勝てないと思った時点で、勝負がつく」などなど。


      自分の限界を勝手につくらず、最後まで自分を信じて前に進もうと思います。




      R25

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        今や、関西でも読めるようになったフリーペーパー「R25」。


        創刊当時は、活字離れが激しいM1層(20〜34歳の男性)に向けて

        こういったものを出しても、手にしてもらえないだろうと予想をされていたそうですが、

        それを気持ちいいくらいに覆し、

        結果、「手に入らない」と苦情が殺到することまであったようです。


        同誌を立ち上げた株式会社リクルートの藤井大輔さんは、

        大規模なリサーチを行い、

        このM1層を「新聞に憧れる世代」として位置付け、

        憧れの新聞を読み解くための基礎知識を提供し、

        新聞の解説をするというコンセプトで、方向性をしっかり見いだしたようです。


        デザインはアートデレクターの尾原史和さん、

        表紙などに使われている寄藤文平さんのイラストが

        デザインの中で柔らかさ、楽しさを出すアクセントとなっています。


        大阪の駅で見ていると、M1層というより30代の女性が手にしているのをよく目にします。

        同誌には男性に役立つ情報がたくさんあるのですが、

        女性が読んでも満足できる内容であることは確かです。


        創刊してから約8年、

        わかりやすい経済情報あり、お勧めグッズあり、役立つ情報ありの、この「R25」。

        今後のどのような新展開があるのか、そしてどのように進化するのか、とても楽しみです。




        伊坂幸太郎

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          伊坂幸太郎ー
           
          今、僕が一番好きな作家さんです。

          伊坂さんの小説を読んでいると、とても心地良くなれます。

          電車の中でも、家でも、公園のベンチでも、

          その場所がとても居心地の良い場所に変化させてくれます。 


          そして、伊坂さんの小説は他の作家さんの作品とは違い、

          音楽を聴いているような感覚にさせてくれます。

          それはとてもテンポがよく、やわらかいリズムでページをめくるときでさえ、

          音に合わせている気になります。

          (ずっと僕だけだと思っていたら「絆のはなし」という本で

          ミュージシャンの斎藤和義さんも同じようなことを言われていてびっくりしました) 


          個性豊かな登場人物にも、ググッと惹き付けられることが多々あります。

          その中でも「ラッシュライフ」や「重力ピエロ」に出てくる泥棒の黒澤という人物が

          僕のお気に入りです。(伊坂さんファンには人気のキャラのようです)


          その黒澤という人物の言葉を目にしていると、

          自己啓発本を読んでいるような、ガツガツ頑張っているときに、

          ふと大きく深呼吸させてくれる、素っ気ないけど優しい言葉にあふれています。


          そんな魅力的な登場人物を次々と作り上げる伊坂さんは

          豊かな感性を持ち合わせているすごい人だなぁと、

          新しい著書を出す度に感心させられます。



          面倒だからと、あまり小説を読まない人でも、

          とてもテンポが良くて音楽を聞いているような感覚にさせてくれる伊坂さんの著書、

          ぜひお勧めです。





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