大阪市中央区、からほり

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    先日、僕が席をおいている日本パッケージデザイン協会で

    「空堀の町の長屋再生プロジェクト」についての勉強会があり、

    いろいろと教えていただくために参加してきました。

    現在、公開中の「プリンセス トヨトミ」で注目されている町なので知っている方も多いかと思います。


    大阪市中央区にある、この「からほり」という町には戦災を免れた昔からの長屋や町屋が残っており、

    その古い町並みを残しつつ、新たに魅力的なまちとして再生するために

    様々な文化活動に取り組み、その結果、見事に「新旧」が融合し

    今やお年寄りから若者にまで注目される場所となっているようです。

    今の時代、変化の必要なもの、残すべきものを見極める力の必要性を

    あらためて強く感じさせられました。



    「からほり」は豊臣秀吉が大阪城を守るために築いた水の入っていない「空の堀」から

    名前がきているようです。

    普段、仕事の納品などで自転車を走らせているこの町に、こんな歴史があるなんて

    まったく知りませんでした。



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    この「惣」は大正2年に建てられた長屋で、再生複合施設はここからはじまったようです。

    ここにはたくさんの手づくり作家さんの作品が並んでいました。




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    ちなみに直木賞で有名な直木三十五が生まれ育った町でもあります。 

    この「萌」の2階には直木三十五記念館があります。





    敗者復活力

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      僕は敗者復活という言葉が好きです。
      負けたら終わりではなく、負けることでいろんなことを学び、
      あらためて知る何かがあると思うからです。
      むしろ「負け」は違った角度から新たなスタートラインに立つきっかけにも
      なるのではないのでしょうか?
      この本の著者は高校を退学後、12種類の職業を転々としプロのキックボクサーを経て
      経営者となり、今では数々の事業をおこし
      その会社が波に乗り始めると早々に頑張っている社員に社長業をまかせ、
      自分はまた新しいビジネスに目をむけるというなんともユニークな経歴の持ち主です。

      過去にはなかなか人として褒められるようなことをしてこなかった(自称落ちこぼれの)
      著者ですがキックボクサーになってから、のちに経営者となるビジネス論の土台を
      しっかりと身につけたようです。
      なんといっても、この廣田さんという方は単純明快、行動力抜群で
      「こんな質問をして、もし笑われたらどうしよう?」などという
      ネガティブな発想はまるでなく、吸収できるものはその場で吸収し、
      「こうした方がいいかも」と感じた瞬間に即行動する、
      成功者によくみるシンプルなポジティブさを持ち、独自の経営論を持っています。
      シンプルに即行動、このことがどれだけ大切かと感じさせられる一冊です。

      この著書の中で僕が気に入っている言葉があります。
      「情熱を持てないビジネスは成功しない」
      じつに当たり前のことですが、経営者でなくても心から楽しいと思える仕事を見つけ、
      続けることが成功につながる第一歩なのですね。



      歌川国芳展

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        先日、幕末に活躍した浮世絵師、歌川国芳の展覧会に行ってきました。

        役者絵や美人画、そしてユーモアあふれる戯画など、たくさんの作品を残した人物です。

        国芳の手がける正当な浮世絵もいいのですが、

        天保の改革によって役者絵や美人画が禁止されたときに抵抗策として、

        絵のいたるところに隠されている政治批判の風刺をした沢山の作品が

        非常に面白いと感じました。

        それ以外にも魚の顔を役者の似顔絵にしたり、

        壁への落書き風にして実はよく似てる役者の似顔絵を描いて条例から逃れたり。

        ただ怒りまかせに批判的な絵を描くのではなく

        ユーモアをけっして忘れずに楽しい絵にしてるところが素晴らしい。


        今の時代でも言えることですが「これが駄目!」と言われたからといって

        落ち込むのではなく、

        違う視点から物事に目を向けていった方が新しい何かに出会えるだろうし、

        ひとつ前進できる気がします。

        そんなことを強く感じさせてくれる作品展でした。


        蛇足ですが、福禄寿が町に溶け込んで遊んだり間抜けなことをしている姿が

        とても面白かったです。

        日本の神様まで笑いにかえてしまうユーモアさ。歌川国芳を知らない方にはおすすめです。




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        先日まで歌川国芳展が、開催されていた大阪市立美術館です。

        僕も以前、何度か作品を飾っていただいた場所です。





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