『うま塩ホルモン揚げ』
という商品のパッケージデザインをさせていただきました。
新鮮な豚の胃を食べやすいように一口サイズにカットしたものです。
この商品、本当に美味しいんです!
デザインを作成する際、試食した時は美味しかったことは確かですが、
正直「これ、絶対売れるぞ!」と感動するまでにはならなかったのです。
ところが2つ3つ口に運ぶと、
なんともいえない食感と、噛めば噛むほど口にじゅわっと広がるお肉の味に感動。
本当にやみつきになりました。
広島ではせんじ肉と呼ばれ、地元では馴染みの一品だそうです。
以前、アメトーークという番組内で博多華丸大吉の大吉さんが
新幹線で食べる最高のおつまみとして紹介されていました。
すこし塩辛いのでビールが美味しく飲めますし、
僕は仕事中、集中力が切れかけた時に冷たいコーヒーと一緒にによく食べています。
これで集中力が復活します。あくまで僕個人はですが。。
ご興味があれば是非!
]]>
僕を含め、世間ではメンタルの弱い人が多いように感じられます。
他人とのコミュニケーションにはある程度のメンタルが必要なので、
それを避けて仕事でも直接会わずにメールのみで済ましてしまう。
(スピードが求められる昨今では仕方がない部分はありますが。)
嫌われたくはないので作り笑いで話を合わせる。
もめたくないので討論を避ける。
どうしてもメンタルの弱さが世の中を少し暗くしてしまっている気がします。
そんな現状に真正面から向き合っているのが百田尚樹さんです。
百田さんは「永遠のゼロ」や「海賊とよばれた男」等の著者で、
「探偵ナイトスクープ」の放送作家さんとしても有名な方です。
度々、その奔放な発言がメディアの批判の対象となっていますが、
その批判にまったくめげずに(実はちょっとめげてるかも?)
自分の思っていることをがんがん発言していく百田さんが、
一体どのようにしてメンタルを保っているのかが、よくわかる一冊になっています。
読んでみて百田さんの考え方に「なるほど」と納得する部分が多々あります。
それでも……。
本書に背中を押されて、自分の中でも意識改革をしてみよう!と思う反面、
どうしても人に嫌われる勇気がもてない…という思いも正直あります。
何度も何度も読み直して心の底から変わりたい!!!
と思わないと行動に移せないと感じました。
とはいえ僕のような気の弱い人間には、とてもありがたいメンタル強化本でした(笑
]]>
売上げ9兆円、114社(2013年時点)で構成される
巨大流通企業セブン&アイ・ホールディングス全体の
隠れた秘密を解き明かした一冊をご紹介します。
本書は2013年に発売されているため最新情報ではないのですが、
セブンイレブン、イトーヨーカ堂だけでなく他のグループ全体の価値と、
それぞれの特徴が紹介されています。
あらためてご紹介する必要もないくらいの経営手腕の持ち主、
セブン&アイ・ホールディングスを作り上げた鈴木敏文氏の凄さについてもふれています。
一部では批判的な意見も聞こえてくる鈴木氏ですが、
本書を読んでいるとあらためて、そのチカラに感心させられます。
ちなみに本書のサブタイトルは「世界最強オムニチャネルへの挑戦」。
次々と新しいことに挑戦しているセブン&アイ・ホールディングスが
2015年からスタートさせた総合通販サイト「オムニ7」。
アマゾンや楽天などのネットショッピングと同じで
欲しいものをネット注文をするのですが、
全国のセブンイレブンでいつでも受取可能で、
百貨店商品、デニーズの出前、テイクアウトまであり、
だいたいのものはここでほぼ揃うといってもいいかもしれません。
それでも
そこまで消費者に浸透しきれていないのは、これからの課題かもしれません。
なお、本書ではそこまで『オムニチャネル』のことは深く掘り下げてはいません。
オムニチャネルに関する情報を知りたいのでしたら、
この本はむいていないかもしれません。
この非常に流れの早い現代で
今後どう進化し、次にどんな新しいアイデアを出して来るのか、とても楽しみな企業です。
]]>
アサヒ飲料が、フタを開けると一瞬にして凍る三ツ矢サイダーが買える自販機を開発したようです。
凍るとはいってもカチンカチンに凍るというわけではなく、シャーベットのようにトロトロに凍るみたいです。
美味しそう!
2014年に「三ツ矢フリージングサイダー」という商品が“氷点下の三ツ矢サイダー”として
一部のお店で売られていたようですが、それと同じイメージでしょうか。
この時は専用冷蔵庫に入れて凍る直前のマイナス5℃まで冷やして販売していたらしいのですが、今回は特殊な自動販売機。
そしてパッケージはというと
「三ツ矢フリージングサイダー」は水色と青と白とで冷たさを最大限にイメージしたデザインでしたが、この自販機で売られるものはどんな顔をしているのか。
ニュースを見る限り、店頭で売られているパッケージと同じものに見えましたが。。
学生時代、炭酸を凍らしたくても冷凍庫に入れてはいけない!と言われていたため断念していたところ、学校の近くの駄菓子屋さんに
炭酸飲料をシャリシャリの氷にかけて食べる“炭酸かき氷”みたいなものがありまして、それにものすごくはまっていました。
今回の氷点下三ツ矢サイダーもはまりそうで今から楽しみです。
]]>
先日、バレンタインの市場調査に行ってきました。
百貨店の特設売場では濃厚なチョコレートのソフトクリームが人気で
例年に増してすごい行列が出来ていました。
どの店舗も個性を出すためか、シンプルなチョコレートのみで勝負!というよりかは、
チョコレート+果実などの、プラスアルファの要素で勝負しているように感じました。
その中でも以前にもご紹介させていただいた、
僕のお気に入りの「ドゥバイヨル」のチョコレートを今年も購入しました。
中のチョコレートが大好きなのですが、
それ以上にパッケージがすごく好きでコレクションしています。
来年はどんなチョコレートか、
そしてどんなパッケージを作ってくるのか、今からとても楽しみです!
]]>
先日、藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきました。
藤子・F・不二雄さんが手掛けたドラえもんやパーマン、
おばけのQ太郎、キテレツ大百科、21エモンなどなど、
僕が子供の頃から慣れ親しんだ作品の原画が多数飾られ、
カフェではドラえもんなどのラテアートを提供し、子供たちが楽しめるオブジェもあり、
ドラえもんなどの漫画も読め、本当に盛り沢山の「遊び場」で、
藤子・F・不二雄さんの作品だけでなく、
生い立ち、人柄までとてもよく伝わる素敵なミュージアムでした。
お子さんがいられる方は家族で、もちろん1人でも十二分に楽しめる空間でした。
また関東に出かける際には立ち寄りたいと思いました。
]]>
本を読み、傍線を引き、
考え、そして考えを広げるためにまた別の本を読み、
何か疑問に感じることが出て来たら更にそのことを調べる。
そうすることが、自分の幅をつくり、深みが出てくるのです。
それが「独学」だと。
本をたくさん読むということは、
異質な人間の考えを受け入れ、理解することだから
のちに自分の感情をもコントロールできる人になれるとも言っています。
そして
ただ自分の考えと同じような本を読むのではなく、
少しでも難しい本を読むことを勧められています。
そうすることで、のちの自分の成長がみれるのです。
簡単そうで難しい。
他人を受け入れるという意味では、
前回ご紹介した天台宗大阿闍梨の酒井さんのときにもありましたが、
本を読むことで他人の考えを受け入れる難しさを知り、
そしてそれを克服する。
実に面白い考え方であり、非常に納得させられました。
これから、もっと本を読むことにチャレンジして、
自分の成長に繋げていきたいと思いました。
天台宗大阿闍梨、酒井雄さいさんの著書です。
本書では、突出して目新しいことは特に書かれていないのですが、
大阿闍梨らしい実に人間の大きさが感じられる
説得力のある言葉の数々が紹介されています。
今からご紹介する「言葉」は本書の中で僕の心に響いたものです。
「自分の世界に取り込もうと思うから問題が生じるんだ」
「まわりをコントロールしようとせず、自分に合った行動をしていれば、
道が開けると思うし、毎日幸せに暮らせると思うよ。」
人は、苦しくなると知らず知らずに他人のせいにしてしまいがちなのですが、
こういった考えをそれぞれ頭の片隅に入れておくだけでも
世の中はもっと良い方向に変わる気がしました。
そして、経営に対しても書かれています。
「先に利する者は必ず滅びる。先に義する者は栄える」
仕事に没頭すればするほど、
ついつい目先の利益に手を伸ばしそうになるのですが、
誠実に仕事と向き合うことで信頼が生まれ、
必要とされる仕事につながっていくのだと思います。
そして、本書では、
天台宗を開いた伝教大師(最澄)さんの言葉も紹介されています。
「十二年修行したら一見を得るでしょう」
僕は仕事をするにも、習い事をするにも最低でも3年は続けないと、
ものごとの(大まかな)本質を見出すことは、なかなか難しいと思っています。
最近では、3年働かないうちに転職する人が多いですが、(少しオジサンくさいですね(笑)、
そんな短期間で何か見えたのかな?と疑問に感じることが多々あります。
もちろん色んな事情があるでしょうから、一概に否定はできませんが、
もしその仕事に強い憧れがあって、「成功してやる!」という気持ちで入ったのなら
途中でやめてしまうのはあまり得策ではないと思っています。
厳しいこと言ってるのかなぁ?と思っていたら、
最澄さんは、3年どころか「12年」と言っていたそうです。
本当に「修行」という感じがしますね。
ただ、本気で12年頑張ったら結構な確率で
望んでいる成果につながっていくかもしれないですね。
(中途半端に、ただ12年やっていてもあまり意味はないと思いますが…)
その他にも遊び心やユーモアの大切さについても書かれています。
実際に人の生死に関しても書かれているのですが、
実にユーモアにあふれ、
なにか死ぬことが大したことではないような気にさせられました。
本書を読むまで「宗教」イコール「堅い」イメージがどこかにありましたが、
本書を読む限り、本当に気さくで穏やかな気分にさせてくれる方でした。
悩んで苦しんで壁にぶつかっている人は、
1度、目をとおしてみてもいいかもと思えた素敵な1冊でした。
著者の大友さんは、 ダイエーの創始者、中内㓛さんのそばで初代秘書、広報課長として 38年間尽くしてきた方です。 この本を手にしたとき、僕はてっきり 「いかに中内㓛はすごかったのか」ということを 38年間そばで見てきた大友さんならではの 話が読めるかと思っていましたが、 むしろその逆で、 「中内さんがダイエーを経営難に追い込んだ」ともとれる話や 上に立つ人間がとるべきではないと思われる 行動、発言の数々が書かれています。 この本では終始、中内さんを批判しているような内容ですが、 よくある暴露本といった類のものではなく、 中内さんに愛情を感じていたからこそ、 ダイエーと中内さんの浮き沈みを 鮮明に綴っているのではないだろうかと感じました。 (あくまで、僕のかってな解釈ですが) 正直、読んでいてあまり気分のよくなれる本ではありませんでした。 ので、 ここにご紹介するのはどうかとも思いましたが、 良い部分ばかりを紹介するこの手の本とは違って、 中内さんのそばで尽くしてきた人が語る そのリアリティーあふれる内容には 読む価値があるのではと思ったので ご紹介させていただきました。
圧倒的な強さを誇っていた家電製品もサムスンやLGに遅れをとり、貧困率もあがり...。
20年前の日本からは、とても想像もつかなかった現実が今、襲っています。
そんな状況に危機感を感じたユニクロの柳井正さんが、
1人でも多くの日本人にその危機的状況を理解してほしい、
そして誇れる日本を取り戻すために何をすべきかを1人1人が考え抜いてほしいと思い、
書き上げたのが、この「現実を視よ」です。
この本の中で柳井さんはかなり政治の批判をしています。
本人も書いていますが、経営者にとって政治批判は
マイナスに働く恐れがあると思うのですが、
そのリスクを背負ってでも、伝えたいという覚悟がこの一冊からすごく伝わってきます。
もちろん、政治批判だけでなく、
今の日本のリアルな現状がとてもわかりやすく書かれており、
これを読んでなにも感じない日本人はあまりいないのではないでしょうか。
その他にも柳井さんが考える日本が復活するために必要な考え方やとるべき行動、
そして柳井さんの経営理念や経験談も書かれています。
そして最後にもう一つ。
ファースリテイリングの今年度のスローガン。
「志を持って生きよ」
この言葉が日本人みんなの胸にしっかりしみ渡り、
他人まかせでなく自分自身が行動を起こせば、
この国はいい方向に変われるような気がします。
出来るだけ多くの日本人が読むべき一冊だと思いました。
さて、
みなさんはレコード店やCD SHOPなどで
『ジャケ買い』をした経験、ないですか?
ジャケットだけを見て、
「歌ってる人知らんし、どんな曲かもよくわからんけど、なんか良さそうやなぁ」
といって、つい購入してしまうアレです。
今回、まさにそれと同じで『ジャケ(?)買い』をしたのが、この本です。
まず、ブックデザインが目に止まり、
その次に不思議なタイトルに興味をそそられ、
手にとって開いてみたら、5ページほど続く面白い始まり方。
そして個人的に一番、気になったのが中身のレイアウト。
文章が両サイドギリギリまであるにもかかわらず、下にはたっぷり余白が。
(わかりずらいですが下の写真参照)
ものすごく新鮮さを感じ、
「こんな切り口でせめてくるこの本はなんや⁉」と、
ろくに内容も確認せずにレジに向かいました。
まさに『ジャケ買い』でした。
内容は基本的に「転職」をしたい人の背中を押す、というもので、
著者の転職コーチング専門家(そんな専門家がいたんですね)、トム•ディースブロックが
心理学の知識を駆使して、
仕事を「死んだ馬」に例えて、
転職に踏み切れない人の傾向と
そういう人たちはどうすべきかを、
わかりやすい言葉に実例を交えて紹介されています。
転職にはあまり興味のない僕ですが(今のところ…(笑))、
転職に限らず、あらためて自分の仕事と向き合い直せる良い本だと思いました。
にしても、
今回のような『ジャケ買い』をされるような
素敵なデザインがつくれるように、もっと頑張らないと!と、
本書の内容以上に、とても良い刺激を与えてくれた1冊でした。。。
人を惹きつける可能性を持っている仕事についている僕は恵まれていますね。
プロアスリートに対しての
右脳活性プログラムの第一人者、
児玉光雄さんの著書を紹介させていただきます。
僕の勝手な解釈ですが、
テレビに出ている児玉さんは少し頼りない、
笑いばかりをとろうとしている印象があったので、
はたしてどんな考えを持って、
更にはトップアスリート、イチローの108個ものコメントに対して
どういった分析をするのかがとても興味があり、
この著書を手にしました。
例えば
イチローのコメント
『やれることはすべてやったし、手を抜いたことはありません。
常にやれることをやろうとした自分がいたこと、
それに対して準備ができた自分がいたことを、誇りに思っています。
(2002年シーズン終了後にシーズンを振り返って語った言葉)
この言葉をうけ、児玉さんは
たとえ、「成果を出すことが目標のすべて」だったとしても、
努力が報われなかったと愚痴を言ったり、嘆いたりしてはいけない。
むしろ「成果に結びつくトレーニング」をしてこなかったことを反省しよう。
この他にもイチローの「面白い」コメントがたくさんあるのですが
今回は省かせていただきます。
いつか違う形であらためて
「すごいイチロー」を紹介させていただきます。
正直、
イチローが選ぶ言葉の数々はどう解釈すれば正解か?と
考えさせられることがありますが、
児玉さんの「言葉の分析」には、
なるほどと感じさせられることが多々ありました。
トップアスリートの考え、
そしてそれをスポーツ科学の第一人者が分析し、
解説をしているこの著書を読んでいると、
淡々と仕事をこなすのではなく、
「完成」を具体的にイメージし、質の高い準備をした上で
ひとつの仕事に真剣に向き合うことの大切さを
教えられた気がしました。