酒井雄さい 「今できることをやればいい」

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    天台宗大阿闍梨、酒井雄さいさんの著書です。



    本書では、突出して目新しいことは特に書かれていないのですが、

    大阿闍梨らしい実に人間の大きさが感じられる

    説得力のある言葉の数々が紹介されています。




    今からご紹介する「言葉」は本書の中で僕の心に響いたものです。


    「自分の世界に取り込もうと思うから問題が生じるんだ」


    「まわりをコントロールしようとせず、自分に合った行動をしていれば、

    道が開けると思うし、毎日幸せに暮らせると思うよ。」



    人は、苦しくなると知らず知らずに他人のせいにしてしまいがちなのですが、

    こういった考えをそれぞれ頭の片隅に入れておくだけでも

    世の中はもっと良い方向に変わる気がしました。




    そして、経営に対しても書かれています。


    「先に利する者は必ず滅びる。先に義する者は栄える」


    仕事に没頭すればするほど、

    ついつい目先の利益に手を伸ばしそうになるのですが、

    誠実に仕事と向き合うことで信頼が生まれ、

    必要とされる仕事につながっていくのだと思います。




    そして、本書では、

    天台宗を開いた伝教大師(最澄)さんの言葉も紹介されています。


    「十二年修行したら一見を得るでしょう」


    僕は仕事をするにも、習い事をするにも最低でも3年は続けないと、

    ものごとの(大まかな)本質を見出すことは、なかなか難しいと思っています。

    最近では、3年働かないうちに転職する人が多いですが、(少しオジサンくさいですね(笑)、

    そんな短期間で何か見えたのかな?と疑問に感じることが多々あります。

    もちろん色んな事情があるでしょうから、一概に否定はできませんが、

    もしその仕事に強い憧れがあって、「成功してやる!」という気持ちで入ったのなら

    途中でやめてしまうのはあまり得策ではないと思っています。

    厳しいこと言ってるのかなぁ?と思っていたら、

    最澄さんは、3年どころか「12年」と言っていたそうです。

    本当に「修行」という感じがしますね。

    ただ、本気で12年頑張ったら結構な確率で

    望んでいる成果につながっていくかもしれないですね。

    (中途半端に、ただ12年やっていてもあまり意味はないと思いますが…)




    その他にも遊び心やユーモアの大切さについても書かれています。


    実際に人の生死に関しても書かれているのですが、

    実にユーモアにあふれ、

    なにか死ぬことが大したことではないような気にさせられました。


    本書を読むまで「宗教」イコール「堅い」イメージがどこかにありましたが、

    本書を読む限り、本当に気さくで穏やかな気分にさせてくれる方でした。

    悩んで苦しんで壁にぶつかっている人は、

    1度、目をとおしてみてもいいかもと思えた素敵な1冊でした。




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