頭がよくなる思考術

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    白取春彦さんは、「超訳ニーチェの言葉」編訳者であり、

    哲学や宗教などの入門書の著者でもあります。


    タイトルには「頭がよくなる思考術」となっていますが、

    ただ読むだけではとてもじゃないですが、頭が良くなるとは思えません。

    これを読んで、いかにこの著書をヒントにして日々をうまく過ごすかによって、

    ここでいう「頭が良くなる」かどうかを読者に投げかけているんだと思います。


    白取さんには膨大な知識があり、

    その上で、自分の頭の中でその膨大な知識を咀嚼して

    自分の言葉にしているように感じます。その使う言葉の1つ1つが実に清々しい。


    こういった自己啓発(ビジネス)本では、

    「自分の体験」を例に挙げて、わかりやすく述べられる場合が多いのですが、

    白取さんはほとんど自分のことは語らずに

    「自分の持っている知識と言葉」だけで読者を説得してしまう圧倒的な力を持っています。



    僕がこの著書の中で、一番気に入っている文章はとてもシンプルで、

    だけれども他人と接するうえで、とても大切なことだと思います。

    その文章を紹介します。


    『自分を超越する眼を持つことを勧める。

    あくせくしたり、迷ったり、悲しんでいる自分を、

    隣から眺めているもう一つの眼を持つことを勧める。

    この眼があれば、どういう状況にあっても自分を見失うことがなくなる。』


    この言葉を目にしてから、

    感情的にならず、もうひとりの自分に、

    自分自身を見てもらうよう、心がけるようになりました。

    まずは冷静に、自分のことを判断できるようにならないと、

    とてもじゃないですが、他人の気持ちは理解できないでしょうから。

    そのうえで、たくさんの方々から色んな物事を吸収しながら、勉強できればと思います。





    コメント
    読んでくださってありがとうございます
    • 白取春彦
    • 2012/06/25 2:36 AM
    白取さま

    わざわざ書き込みありがとうございます。
    白取さんの著書には興味深いものが多く、とても刺激になっています。
    • rightman(ライトマン)
    • 2013/03/19 8:08 PM
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